仲村比呂のブログ

Written by Nakamura Hiro

児童文学という言葉に代わる適当な言い方はないのだろうか?

 noteの方で少し硬めのエッセイを始めたので、はてなとの棲み分けとして、もう少しブログっぽい、くだけた内容にしていきます。

 

 ところで、普段からずっと感じていることだが、児童文学作家と名乗るのがとても気恥ずかしい。最近、よく耳にする児童ポルノという凶悪なNGワードにどこか似ているため、できれば「児童」とつけたくない。それに何だか学校っぽくて硬い。

 かといって、何か代わりになるものを探そうと思っても、中々見つからない。勝手に変えてしまうと意味がわからなくなってしまう。

 

 “子供文学”だと、文学の字が重くなってしまうし、”キッズ文学”だと、何だか子供子供してしまう。

 絵本とか、漫画とか、もっとわかりやすくて軽いネーミングがないか普段から考えているのだが、

 プロフィール欄には、“子供から楽しめる小説”と書いているが、これも長すぎる。

 “わかりやすい小話”と言っていた時期もあったが、よく落語っぽいとか言われて、今は辞めている。

 純文学、何だか妙に格好がいい。しかし、最近の純文学は純という言葉に負けがちなのか、結構雑文ぽくなってしまっている気がする(ただし、芥川受賞作品は相変わらず固い、なんだか読んでいてとにかく固い)。

 

 純文学と大衆文学、それにその間の中間文学(村上春樹、高橋源一郎が入るらしい)のカテゴライズの問題は専門家に任せるとして、既存の児童文学はいったいどこに入るのだろうか?

 やはり、独立して児童文学なのだろうか?いい作品を書いたら、いったい芥川賞なのか、直木賞なのか、はたまたくすっと笑われて選外なのだろうか?といろいろ考えてしまう。

 

 賞をもらえるなら、どっちでも大歓迎なのだが、やはり子供から読めるような物語を作る作ろうと心砕いてきた身としては、なんだか独立した賞が欲しい。例えば世界的な文学賞のアンデルセン大賞のような。

 そして、その児童文学に代わるネームングは、“難しくないお話”かな。

 残念ながら、それぐらいしか思いつかない。しかしやっぱりしっくりこないので、誰かもっと相応しいネームングを考えて欲しい。何しろ児童文学は、純文学なんかよりもっと可能性があり、もっともっと脚光を浴びる分野だと思っているので。

 

 アンデルセン大賞というなら、これに匹敵する賞を日本で作るなら宮沢賢治大賞だと思う仲村でした(芥川さんもいい子供向けを作っているけれど)。

 ではまた

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